伝統の和の邸宅にてプライベートレッスン

80年前に首相官邸から頂いた牡丹のあるお庭
今年最後のプライベートレッスンは、
会社の役員をなさっている殿方の、
ご実家に飾られるお正月のお花。
現代では、本当に見られなくなった、和風の邸宅です。
お庭への入り口には、灯篭、そして、赤い南天の実が出迎えてくれます。
お庭に入ると、なんと、お茶室があります。
今はもう、使われてはいないそうですが。
流石に、にじり口ではありませんが、
趣のある佇まいですね。
なんとも心が穏やかになれる空間です。
残念ながら、牡丹は、4月にならないと鑑賞できず。。。
また、その頃に伺わせて頂きます。
そしてまた、その経緯なども含め、記事にしたいと思います。
八十八歳にらなられる御母堂様が、お一人で住まわれてます。
とても気さくな本当に素敵な方です。
こちらの方がパワーを頂いて、幸せな気持ちになってしまいます。
お母様へのお正月花
2回目のプライベートレッスンになるのですが
今回はお正月花ということで、
床の間の水盤に、
枝物と共に、ファレノプシス、菊、南天の実を
活けあげて頂きました。
完璧に生け花です。
さすがに、枝物は難しいので、
少し型作りをさせて頂きましたが。。
やはり、お正月の和花はいいですね。
今回は、又、前回とは全然違う、マイナスの美学を学びながらの華やぎです。
一つ一つ、花は違います。
姿、形、表情を読み取り、受け取ります。
ちょっと奥の深い話になりますが。
お母様が、息子様の活けたお花を眺められ、
素晴らしいお正月の訪れを、
しみじみ感じられていました。
まさかまさか、息子様がお花を活けるという趣味を持たれるとは。。
という感動もあったようです。
床の間には松の掛け軸。
どうぞ良いお年を。。。